ENGと「機動性」

ご覧の通り、ENGカメラは大きいですよね。それゆえ扱いも大変と思われることが多いです。まぁ実際大変なんですが(笑)今回はこの辺について考えてみましょう。

カメラのサイズ?

確かに機材が小さければ、機動性は上がります。カメラを構える側としても、久しぶりにデジで撮影すると「身軽だなぁ」と思います。まして(ここだけの話)デジもENGも、普通の撮影ならさほど画質は変わらない。そう考えると、ENGは大変だなぁと正直思います。

しかも狭い場所での撮影になると、その特性は顕著に現れます。カメラが大きいとそれだけでかさばりますものね。では、これをして「ENGよりデジの方が機動性は上」といいきれるのか。

実は当方「どんな機材を使っても機動性に差は出ない」と思っています。それは移動、機材の搬送、取り回し全てにおいて。カメラの大きさは機動性に関係ありません。これはどういうことか。


ちょっと精神論めいてしまって恐縮ですが(笑)、結局 機動性の有無はすべて「カメラマン次第」なんですよね。機動性のないカメラマンは、デジだろうがアクションカムだろうが(笑)まるでダメ。一方、機動力の高いカメラマンであれば、ENGだろうが何だろうが、思わずうならせる絵を撮ってくる。

なので「カメラが大きいから動けない」とか「カメラがかさばるから機動力が下がる」というのは「言い訳に過ぎない」。カメラのサイズは関係ない。機動力は「人」が作るもの。当社ではそう考えています。